
一言で言うと、
一宮市は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
1976年9月の台風17号では、隣接する岐阜県安八町で長良川の堤防が50mにわたり決壊し3,500世帯超が浸水するという「9.12水害」が発生、木曽川流域の一宮市域も豪雨の影響を受けたとされます(市固有の被害数値は未確認)。
住む場所を決める前に、台地か川ぞいの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
一宮市の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
一宮市の地形と成り立ち
一宮市は濃尾平野の一部で、木曽川の沖積低地・自然堤防地帯に位置し、市西部は木曽川に接する低平地となっています。
内陸市のため南海トラフ地震の津波浸水想定・警戒区域の対象リストには含まれておらず、想定区域外とされていますが、木曽川ぞいの浸水と液状化には注意が必要です。
▲ 一宮市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
1976年9月の台風17号では、隣接する岐阜県安八町で長良川の堤防が50mにわたり決壊し3,500世帯超が浸水するという「9.12水害」が発生、木曽川流域の一宮市域も豪雨の影響を受けたとされます(市固有の被害数値は未確認)。
1891年の濃尾地震は震源域そのもの(岐阜県西部〜愛知県境)に近く、全国で死者7,273人・全壊焼失14.2万戸という甚大な被害をもたらしました。一宮市固有の被害記録は今回未確認ですが、震源近接地としての液状化リスクは無視できません。
※参考:一宮市 洪水・内水ハザードマップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
一宮市のハザードマップの見方
一宮市は、木曽川を対象に、想定最大規模(2000年東海豪雨相当)の降雨を前提とした洪水・内水ハザードマップを公開しています。浸水深3.0m以上や家屋倒壊危険区域も設定されています。
一宮防災ハンドブックに掲載された液状化危険度マップでは、市中心部〜南西部が「極めて高い」評価とされており、木曽川に近いエリアだけでなく、内陸側の液状化にも要注意です。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 一宮市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:一宮市 洪水・内水ハザードマップ/標高は地理院地図で確認できます。
一宮市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、一宮市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
一宮市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
愛知すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|一宮市の防災は「自分の番地」で確認する

一宮市は、台地か川ぞいの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。