
一言で言うと、
名古屋市緑区は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
伊勢湾台風では、名古屋南部の臨海低平地で最大3.55mの高潮による甚大な被害が生じたとされ、緑区南部(大高・有松沿岸部を含む地域)は低地・沿岸部にあたるため、被害が及んだとされます(区別公式数値は未確認)。
住む場所を決める前に、台地か低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
名古屋市緑区の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
名古屋市緑区の地形と成り立ち
緑区は、北東部の丘陵地(鳴海丘陵=尾張丘陵の一部)と、南西部の扇川・天白川・大高川沿いの低地(大高・有松の一部を含む)が混在する、名古屋市で最も人口が多い区です。複数の河川が区内を流れます。
同じ区内でも、丘陵側は土砂災害、南西部の低地側は津波・高潮・内水・液状化と、地形によってリスクの性質が大きく異なる「二面性」のある区です。
▲ 名古屋市緑区周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
伊勢湾台風では、名古屋南部の臨海低平地で最大3.55mの高潮による甚大な被害が生じたとされ、緑区南部(大高・有松沿岸部を含む地域)は低地・沿岸部にあたるため、被害が及んだとされます(区別公式数値は未確認)。
南海トラフ地震想定では、西部のごく狭い範囲で震度7、西部・南部および扇川沿いで震度6強、それ以外は震度6弱とされています。
※参考:名古屋市 緑区ハザードマップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
名古屋市緑区のハザードマップの見方
緑区は、洪水・内水氾濫・高潮・地震・津波・ため池・指定避難所の7種類のハザードマップが公式に用意されており、これは他区より種類が多く、リスクの幅が広いことの表れとされます。津波浸水が想定される7区(中村・瑞穂・熱田・中川・港・南・緑)の一つでもあります。
北東部の鳴海丘陵は土砂災害、南西部の低地は津波・高潮・内水・液状化と、番地単位でハザードマップを確認することが特に重要な区です。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 名古屋市緑区周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:名古屋市 緑区ハザードマップ/標高は地理院地図で確認できます。
名古屋市緑区で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、名古屋市緑区で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
名古屋市緑区で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
愛知すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|名古屋市緑区の防災は「自分の番地」で確認する

名古屋市緑区は、台地か低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。